家を購入する時に契約する住宅ローンは、どうしても返済期間が長くなり利息の事も考えてできるだけ早く完済したいと思うかもしれません。
もし、住宅ローンの返済中に完済できるだけのお金が手に入ったら一括で返済することはできるのでしょうか?
ここでは、住宅ローンを一括で返済する方法やメリット、手続きの注意点をご紹介します。
住宅ローンを一括で返済する方法とは?
金融機関から家の購入代金などを一括で借りて、その後数年から数十年にかけて月々決まった金額を返済していくのが住宅ローンです。
その期間中に利息も発生しているので、返済期間が長くなればなるほど返済額が多くなってしまいます。
しかし、相続や退職金などで住宅ローンを完済できるお金が手に入ったら、月々の返済は辞めて一括で払い終えることができます。
これが住宅ローンの一括返済です。
一括返済の方法は住宅ローンを組んでいる金融機関によっても異なりますが、基本は住宅ローンを組んでいる人が、金融機関に住宅ローンの一括返済をしたいことを伝えましょう。
数日すると金融機関より必要な書類などが届くので、必要事項の記入と必要であれば必要書類を添付して返送します。
その後、引き落とし口座にローン完済分のお金を入金するか、窓口に直接持っていき、一括返済が完了します。
住宅ローンを一括で返済するメリットと注意点
住宅ローンを一括で返済すると、返済期間中に発生する利息の節約や借金の重荷がなくなるというメンタル面でのメリットもあります。
しかし、一括返済にはいくつかの注意点もあります。
たとえば、貯金を使って一括返済をした場合、一時的に手持ち金が減少するため、急に大きな出費が発生したときに、対応できなくなるかもしれません。
また、住宅ローン控除を受けている場合、所得税控除や住民税控除が受けられなくなり、利息を払っていたときのほうが、トータルの支出が少なかったということもあります。
さらに、ローン返済中の加入が決まりになっている団体信用生命保険からも抜けることになるので、新たな生命保険の契約も必要です。
加えて、抵当権抹消登記の手続きも必要になり費用も発生します。
住宅ローンを一括で返済するときには、メリットと注意点をよく比較してタイミングを見極めるのが大切です。
まとめ
住宅ローンを一括返済することは魅力的ですが、それで生活が立ち行かなくなってしまったら本末転倒です。
タイミングを見極めないと、控除などが受けられなくなり節約するつもりが、かえって支出が増えてしまったということもあります。
もし、住宅ローンを完済できるだけのお金を手に入れたとしても、本当に今のタイミングが良いのか、将来のライフプランとも合わせながら検討するようにしましょう。
センチュリー21インサイトホームでは、山科区・伏見区の不動産情報を豊富に取り揃えております。
マイホームの購入をご検討の方は、ぜひ当社までお問い合わせください。
住まいをお探しの方はこちらをクリック↓