京都市山科区では毘沙門堂が観光地として有名ですが、山科聖天もおすすめのスポットです。
このお寺は毘沙門堂の近くにあり、古くから地域の人々に親しまれています。
夫婦円満などにご利益があるという山科聖天の概要と見どころをご紹介します。
冬の山科区を訪れる前に知っておきたい山科聖天の概要
山科聖天は江戸時代の1665年に創建された天台宗のお寺で、正式な名称は双林院です。
毘沙門堂の塔頭寺院として建立されました。
大聖歓喜天(聖天)が祀られていることから、山科聖天、または山科の聖天さんという愛称で古くから人々に親しまれています。
大聖歓喜天とは、象の頭を持ち、人間の胴体を持った2体が向かい合って抱擁しているという珍しい像です。
また、約100体の歓喜天も合わせて祀られています。
秘宝とされているため、残念ながら直接拝むことはできません。
大聖歓喜天が男女和合や陰陽和合を表していることから、夫婦円満や子授かりのご利益があるとされています。
鳥居と山門をくぐり正面にあるのが不動堂です。
不動堂は堂内で大護摩が焚けるように屋根の一部が煙突になっていて、これは珍しい構造です。
その不動堂を右奥に抜けると滝を見られます。
この滝は不動の滝と呼ばれていて、不定期で滝行が行われています。
山科聖天のシンボルは巾着袋と大根です。
大根は夫婦円満や縁結び、巾着は商売繁盛や子孫繁栄を表しています。
山科聖天には御朱印の種類がいくつかあり、歓喜天の御朱印を選ぶと巾着袋と大根の印を押してもらえます。
●所在地:京都府京都市山科区安朱稲荷山町18-1
●営業時間:9時から17時
●定休日:無休
●アクセス方法:JR・京阪線「山科駅」から徒歩約20分
●駐車場:あり(5台)
山科区にある山科聖天の冬の見どころとは
山科聖天は山の中に静かに佇むお寺なので、四季折々の自然も見どころのひとつです。
春には桜を見ることができ、新緑の季節には清々しい空気が満ちています。
新緑は特に鳥居や山門の辺りが見どころです。
境内に続く石段や不動の滝周辺では、秋に紅葉が眺められます。
毘沙門堂と比べると人が多くないので、ゆっくりと落ち着いて紅葉を楽しめます。
冬になるとこの辺りではときどき雪が積もり、うっすらと白く色づいた境内は情緒のある景色です。
冬のしんとした空気に包まれた山科聖天をお参りすると身が引き締まります。
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まとめ
山科聖天の概要と見どころを紹介しました。
駅から歩くと少し距離はありますが、散歩がてら参拝するといい運動になります。
山科区は少し田舎ではありますがアクセスがよく、飲食店やスーパーも多いので日常生活には困りません。
山科区への転居が決まった際には、ぜひ山科聖天を訪れてみてください。
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