京都市山科区にある、「日向大神宮(ひむかいだいじんぐう)」をご存じですか?
数ある京都の寺社のなかではあまり知られていない存在ですが、山科区にある「京都のお伊勢さん」として近年は観光客も増加しています。
ここでは、そんな日向大神宮の歴史や、観光にもぴったりな境内の見どころなどをご紹介していきます。
山科区のおすすめ観光スポット「日向大神宮」の歴史は5世紀末に始まる
日向大神宮の歴史をさかのぼると、第23代顕宗天皇の時代に、筑紫日向の高千穂の峯の神蹟を移して創建されたことが始まりだとされています。
日向大神宮の社殿は、三重県にある伊勢神宮と同じ「神明造」という構造で建てられており、伊勢神宮に参拝したことがある方にとってはまさに伊勢神宮にいるかのような感覚に陥るかもしれません。
また、日向大神宮には伊勢神宮と同じく「外宮」「内宮」があり、内宮には天照大御神が祀られているのです。
これらが、まさに「京都のお伊勢さん」とされるゆえんですね。
山科区の日向大神宮では「天の岩戸」「伊勢神宮遥拝所」も観光しよう
日向大神宮には、外宮、内宮以外にも多くのおすすめスポットがあります。
そのひとつが、内宮から脇にそれた坂道の先にある「天の岩戸」です。
そこには、力強い大きな岩に守られるようにして、天手力男命(あめのたぢからおのみこと)を祀った戸隠神社があります。
この洞窟のようになった岩をくぐりぬけることで、穢れを払い、開運のご利益があるとされています。
内宮をお参りしたあとは、ぜひこの「天の岩戸」にも訪れてみてくださいね。
また、観光客に人気のスポットが「伊勢神宮遥拝所」です。
こちらは山道を15分ほど登っていく必要がありますが、その小さな山の頂には立派な鳥居が鎮座しています。
その鳥居は伊勢神宮の方角を向いており、参拝客は京都にいながら本当に「お伊勢まいり」ができてしまうのです。
ちなみに、伊勢神宮遥拝所のある場所からは京都の景色も望めますよ。
平安神宮の大きな赤い鳥居もバッチリ見えるので、訪れた際はぜひ探してみてくださいね。
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まとめ
京都市山科区にある日向大神宮は、その立地のせいか、これまであまり知られてきませんでした。
しかし伊勢神宮に通じるパワースポットとして、観光に訪れる方も増えてきています。
こんな神社がご近所にあったら、観光ではなく日常的にお参りしたくなりそうですね。
●日向大神宮
●所在地:京都府京都市山科区日ノ岡一切経谷町29
●受付時間:【社務所】9:00から17:00(現在は15時までに短縮)
●アクセス方法:蹴上駅より徒歩約15分
●駐車場:あり
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