住宅や自動車の購入は人生のなかでもとくに大きな買い物であるため、住宅ローンやカーローンを積極的に組んで負担を減らしたいと思われる方は少なくありません。
では、たとえば心機一転、自動車を購入し、その少し前に購入した家で新たな生活をスタートしようとしたとき、住宅ローンとカーローンを同時に組むことは可能なのでしょうか。
今回は各ローンの併用は可能なのか、またその際に注意点はあるのかについてご紹介します。
住宅ローンとカーローンを併用しまとめることはできるのか
まず、カーローンと住宅ローンどちらに関しても審査があり、ローン金額は年収に対しての一定基準を超えることができません。
また返済負担率は金融機関ごとに異なっていますが、どの機関だとしても希望金額が返済負担率を上回る際には審査が通りません。
すでに何らかのローンを組んでおり、そこからさらに別のローンを組みたい場合は、返済負担率をまず算出しそれに応じて次の借り入れ金額が決められます。
たとえば、マイカーローンの返済負担率は以下の通りです。
●年間返済額÷年収×100=返済負担率(%)
年収500万円の方が、毎月10万円の住宅ローンを組んでいる場合、返済負担率が30%のカーローンを追加すると仮定すると、年間返済額は150万円です。
月々の支払い可能額は125,000円となるので、住宅ローンの10万円を差し引いた25,000円の範囲内でカーローンを組むことできます。
これ以上借りられない場合はローンを使わずに現金で購入する、または返済負担率が高い金融機関を別に探す、などの方法を選ぶ必要が出てきます。
住宅ローンとカーローンの二つをまとめるときの注意点
すでに何らかのローンを組んでいる場合、新たに組むローンの借入可能額は既存ローンに左右されます。
現在すでに返済負担額が上限ギリギリだと新たに組むことは難しいので注意しましょう。
また、それぞれ住宅用と自動車用とその用途が異なるため、たとえばカーローンを住宅ローンに組み込むことはできません。
一般に住宅ローンは金利が低く長期間の返済に向いており家計も圧迫しにくいため住宅ローンで自動車の費用もまかないたいと思いがちですが、住宅ローンで住宅以外を購入するのは契約違反になります。
しかし、金融機関によっては住宅ローンとは別に上限500万円でローンを組めるプランを用意していることがあります。
どうしても自動車を購入したく、しかし返済負担額の余裕がもう幾ばくもない場合にはそういったプランを活用するのも一つの手です。
また、月額料金を支払えば好きな車を長期間借りられるカーリースを使うのもよいでしょう。
カーリースの利用料金には各種税金や自賠責保証料などが含まれているので、それらを別途支払う必要はなく、また万が一事故に遭っても安心です。
まとめ
ローンを併用できるかどうかはその返済負担率に左右されます。
生活が圧迫されないよう適切な額を見極めたうえで、ぜひローンを活用してください。
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