家を買う、土地を買って戸建てを建てる場合は特に意識することがありますが、不動産の多くは土地と建物の2つの要素から構成されています。
この記事では、売却に際して必要な不動産の按分について解説しています。
按分とは何か、按分をおこなう方法とは、注意点とは何かを見ていきましょう。
内容がわかると手続きもスムーズに進められます。
売却する立場になれば一目瞭然!不動産を按分する方法とは
まずは冒頭でお伝えした通り、按分とは何か、そしてどういった方法があるのかを見ていきましょう。
不動産は土地と建物がセットになっています。
購入時は土地の値段がいくら、建物を建てるといくらになると提示されるのでピンとくる人も多いでしょう。
この考え方は売却時にも適用されます。
たしかに、土地の価値は立地に紐づくため、年数が経過しようと価格が大きく変化することはないでしょう。
しかし、建物は竣工と同時に今度は劣化が始まります。
建ってから数十年経過した建物ならなおさらです。
不動産を売却する際の按分方法は以下の通りになります。
売買契約を結ぶ当事者同士が合意の上で決める
もっとも原始的でかつコストや時間を要しないのが、売主と買主の間で按分価格を決めてしまう方法です。
不動産鑑定士に鑑定してもらって決める
不動産鑑定士と呼ばれる、建物や土地の査定をおこなう業者に依頼する方法もあります。
費用相場は20万円~35万円です。
固定資産税の評価額によって決める
固定資産税の評価額は、路線価を利用して割り出されます。
決まった計算式によって求められるので、鑑定する人によって価格が前後することもありません。
もっとも公平な方法と言えるでしょう。
売却時の按分における注意点は建物の金額!不動産ならではの考え方を身に付けよう
按分の意味はとてもシンプルでわかりやすいものですが、その注意点とはどういったものがあるのでしょうか?
ポイントは、建物の評価額です。
まず、按分の割合ですが当事者同士で相談して決める場合は双方、納得できるものにしましょう。
どちらかが損をするような価格設定では、あとになってトラブルが発生する可能性を残します。
また、建物は必ず減価償却されていくものです。
この減っていく価値が、第三者から見ても妥当なものである必要があるのです。
話し合いや協議で決められてしまうものだからこそ、自由に設定しすぎてしまうことに注意して話を進めてください。
まとめ
不動産を売るときに考えておくべき按分について、方法と注意点を解説しました。
土地と建物がセットで不動産として表記されている事実は、売る側になるとなかなか見えづらい観点でしょう。
自由に決められる分、妥当性や合理性も求められるので、きちんと計算した上で価格を決めてください。
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