住宅ローンの返済がまだ残っている状態の不動産を売却する際に行われるのが「任意売却」と「競売」です。
自分の意志とは関係なくても、住宅ローンを滞納していると「競売」にかけられる恐れがあるので注意が必要です。
今回は、「競売」について概要や競売にかけられるまでの流れについて解説します。
住宅ローンの滞納には注意!「競売」の概要
「競売」とは、ローンの担保となっている不動産を、裁判所を通して差し押さえ、強制的に売却する方法です。
住宅ローンの支払いが滞っている場合に、金融機関が最終手段として不動産を競売にかけます。
では、どのくらいの期間ローンを滞納していると、競売を申し立てられるのでしょうか。
金融機関によって対応のスピードは異なりますが、一般的には滞納期間が3か月~6か月で競売に向けた準備が行われ、8か月~10か月で入札が開始されます。
退去時期など少しでも自分の意志を聞き入れてもらえる任意売却とは違い、競売は強制的に執り行われます。
どんな順序で行われるの?競売にかけられるまでの流れ
では、具体的にどのように競売が進んでいくのかを解説します。
まず、ローンを3か月~6か月滞納していると、「個人信用情報機関」に金融事故の記録が登録され、催告書や督促状が届きます。
それでもローンを支払えずにいると「催告書」が届き、これによって住宅ローンを分割で支払う権利を失い、一括返済するしか方法はなくなります。
しかし、大抵の場合は一括返済することは難しく、保証会社が代わりに立て替えて支払ってくれる「代位弁済」が行われます。
その後、保証会社から立て替えて支払った費用の一括返済を請求されて支払えずにいると、裁判所から「競売開始決定通知書」が届きます。
ローンの滞納期間が8か月~10か月目で「現況調査報告書」、10か月~12か月で「期間入札決定通知書」が届き、いよいよ競売の入札が開始されます。
住宅ローンの滞納が始まってから競売の入札までの期間は、およそ10か月~14か月で、その間に今後の住まいも含めた生活の計画を立てる必要があります。
要チェック|お問い合わせ
まとめ
競売について解説しましたが、競売を避ける方法として検討したいのが「任意売却」です。
任意売却では金融機関の承認が必要なため、承認が下りない場合は任意売却できませんが、諦めずにまずは不動産会社に相談することをお勧めします。
任意売却には時間を要するケースもあるため、一人で悩まずに早い段階で信頼できる不動産会社に相談してみましょう。
もしかしたら、競売を避けられるかもしれません。
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